
Err 01 (エラー01)って何なのか
先日、カメラ機材の準備をしていると突如 Err 01 (エラー01) が出ました。 忘れた頃にやって来る。カメラとレンズの接点不良を知らせる定番エラーです。 このエラーが出るとシャッターが切れなくなり使用不能になります。

このレンズ、メインで使っている EF24-70mm F2.8L II なので手元にないと心細くなります。
過去、色んなレンズで修理をお願いした内容の故障なので費用も大体覚えていますので早速修理の依頼をしました。
修理中は別レンズでしのぐとしましょう。

エラー01が出ると、ほぼレンズが原因ですが、まだ断定できません。 カメラボディとレンズどちらに原因あるかを調べるため、同じレンズを他のボディにかたっぱしからつないでみます。他のボディでもエラー01が出てシャッターが切れなくなります…. 原因はこのレンズ EF24-70mm F2.8L II で間違えなさそうです。

エラー01は接点清掃では大抵の場合直りません
エラーメッセージには『レンズの接点を清掃してください。』とあり、接点をキレイにすると直りそうな期待を持たせますが、まず改善する事はありません。 よほど大きなゴミが接点端子にはさまってる場合を除き、エラー01の原因はレンズ内部を通る、ピントなどの情報を伝達するケーブルが断線してる事がほとんどだからです。
接点を磨いたりした後、エラーが消えてシャッターが切れるようになったとしても、それは断線したケーブルの亀裂が絶妙な加減でくっついているだけなので、すぐにエラーが出て撮影できなくなります。
おとなしく修理に出しましょう
撮影中でなく、点検中にエラーに気づけた事を幸運に思いつつ
すぐにサポートに電話しましょう。

エラー01の修理代金と納期の目安
修理代はキャノンのサービスだと2万円ぐらい、納期7日〜10日程度と予想します。内訳は…
・技術料12000円
・絞りユニット部品代3000円
・配送料金2500円
・消費税
+αでピントリングゴム交換などの消耗パーツ交換で+1000円ぐらいかかる事が多いです。
*どうして絞りユニット交換か
絞りユニットに断線してるであろうケーブルがくっついているので,
エラー01 出たときの修理では、絞りユニットが交換される事が多いそうです。
私は急いで修理を終わらせる必要あったので、いつもお世話になっている専門修理業者さんのPDA GALLOPさんにお願いいたしました。
キャノンのサービスセンターよりも少々お値段が高くなりますが、とにかく納期短く平均3日で修理完了します。
早いだけでなく、キャノンの基準より厳しい独自基準でゴリゴリに精度出して頂けます。
つまり、凄腕職人技術者が集まった修理業者さんです。
私が修理依頼する時の手順はすぐ電話です。
1 電話
2 梱包 or 距離と時間によっては直接持ち込み
3 発送
4 申し込み時の指定修理金額以下なら確認なしで修理開始
5 支払い&発送してもらう
6 受け取る
まず電話して口頭で症状を伝え、納期がどのくらいかを確認します。
大体の金額を聞き、その金額以下なら機材が修理センターに到着後すぐに修理に入ってもらうようにお願いしておきます。
経験上、いろいろネットで調べたり、フォームで問い合わせたりすると余計な時間がかかってしまうし、うまく症状が伝わらなかったりするんで電話が一番早くて正確だと思います。
今回は 4日目の午前中には修理完了し戻ってきました。
9/28 東京→大阪へクロネコヤマトで発送
9/29 修理会社へ機材着 修理方針詳細と見積もり書を頂く
9/30 修理完了の連絡を頂く 代金を振り込み
10/1 午前中機材到着



原因はやはりレンズ内を通る絞りユニットの配線に亀裂が入り通信不良になっていました。
これだといくらカメラやレンズの接点を拭いても意味がありません。
もともと、ズームでレンズが伸び縮みする構造のレンズは、中の配線が伸びたり折り畳まれたりするので断線しやすくなります。
防ぎようがないので定期的にこの故障が起きるものと思っています。
通信不良以外だと、内部磨耗でガタが出ていたようで、関連する部品も交換調整されました。 PDA GALLOP基準のピント精度チェックもクリア。 新品のようなコンディションで帰ってきました。
EF24-70mm F2.8L II は最新レンズではありませんが、写りの精細さや扱いやすさは一級品です。 まだまだ一緒に頑張っていただきます😀

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